こちらを優しく見つめる大きな瞳。
チュールを折り重ねることで生まれる濃淡により、まるで人の顔が浮かび上がっているかのようだ。
これらの作品は、アイロンを使いチュール生地を壁に張り巡らせ、折り重ねて作られている。
これらの作品を作ったのは、イギリス在住のベンジャミン・シャイン。
彼は世界最大のデザインコンテストの一つである「Red Dot Design Award」や「The Enterprising Young Brit Award」など、さまざまなコンテストで表彰されている実力者だ。
アート以外にも、インテリアやファッションなどの多方面で活躍しており、彼のクライアントの中には世界中で愛されているコカ・コーラや、言わずと知れたフランスのファッションブランドであるGIVENCHYなど、錚々たるブランドが名を連ねている。
まるで目の前に人物が実在しているかのようだ。
彼はチュール生地の柔らかく繊細な表情を生かし、アイロンの先をまるでペンのように使いながら作品を作る。
目の際なども、全てアイロンを使用している。
こちらは2016年の1月まで、オーストラリアの展覧会にて展示されていた作品だ。
彼の作品展はロンドンやモナコ、オーストラリアなど世界各国で行われている。
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